漢那先生の晴れときどきうちな~ぐち

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手刀の鍛え

2010/06/27

「空手家は、身体からだ 自体を武器化してなければいけない」

これが私の持論です。私達が修行している上地流空手では、「鍛え」といって手足を強く鍛える稽古がありますが、今回は特に私が行なっている『手刀の「鍛え』をご紹介しましょう。

初めは、一般的な空手の鍛え方として、巻き藁や角材等を叩いて鍛えます。これに慣れてきたら、第二段階として、鉄のレールや鉄パイプがいいと思っています。回数は100回ぐらいから始めますが、続けることで千回でも打てるようになります。

鍛え用鉄レール

これを長年続けることによって、試割り用の軟らかいバットではなく、硬式の試合で使う本物のバットを折ることも可能になります。
バットと言えども、所詮は木です。木は鉄より柔らかいのですから、折ることは可能なのです。

昇段した門下生には、特製の鍛え用鉄レールをプレゼントしています。みんな、ちゃんと鍛えているかな? 時期を見て、演武や大会での試割り要員として指名するかもしれないので、有段の門下生はそのつもりで鍛えておこうね!

(鍛える時には、手の皮が剥けることを防ぐため、手にパウダー等を付ける事をお勧めします。)

鍛えあげた手刀

(事務局・菊)